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一般貨物自動車運送事業の許認可申請を専門家に頼むべき理由

許認可申請を依頼する理由

一般貨物自動車運送事業を開始するためには、国土交通省から「一般貨物自動車運送事業の許可」を取得する必要があります。

この許認可申請には多くの手続きや知識、必要書類が関わってくるため、個人で行うと時間と労力がかかります。
そこで、専門家に許認可申請を依頼するメリットは非常に大きいです。

この記事では、なぜ専門家に依頼することが望ましいのか、具体的な理由を3つのポイントで解説します。

許認可申請の手続きは複雑である

一般貨物自動車運送事業の許認可を取得するためには、多くのステップを踏まなければなりません。
申請手続きは煩雑であり、書類の不備や手続きの遅れが生じると、許認可が下りるまでにさらに時間がかかる可能性があります。

特に、申請に必要な書類の種類が多いため、すべてを正確に揃えることは慣れない方にとっては大変なことです。

必要な書類と手続きの煩雑さ

例えば、営業所の移転が必要となった場合に必要な書類は以下のものになります。

必要書類

    1. 事業計画変更認可申請書
    2. 事業計画新旧対照表
    3. 車両配置計画表
    4. 土地の登記簿謄本または賃貸借契約書・使用承諾書
    5. 都市計画法に抵触していないことの宣誓書
    6. 周辺案内図
    7. 見取り図
    8. 平面求積図
    9. 営業所の写真
    10. 営業所から車庫までの地図(隣接していない場合)

これらの書類は、各項目に対して厳しい基準が設けられているため、ミスが許されません。また、運輸支局とのやり取りも多く、提出後に追加資料を求められることもあります。

このような事態を個人で全て対応するのは非常に困難です。

営業所移転の際の手続きについては、過去記事にて詳しくご紹介しています。

一般貨物自動車運送事業

【一般貨物自動車運送事業】営業所を移転したいときの手続きとは

をご参照ください。

時間と手間がかかる

手続きの煩雑さに加えて、許認可申請には時間がかかります。
申請しても、許認可が下りるまでには、早くても2~3ヶ月、場合によってはそれ以上かかることがあります。

書類の不備や内容の不適切さが原因で申請が一度却下されると、さらに長引く可能性が高くなります。このため、許認可申請を初めて行う人にとっては、思わぬトラブルが発生しやすくなってしまいます。

専門家は経験と知識に基づくスムーズな対応ができる

許認可申請を専門家に依頼する最大のメリットは、専門家が持つ豊富な経験と知識です。

行政書士などの専門家は、数多くの申請手続きを担当してきたため、申請の流れや細かいルールを熟知しています。
そのため、スムーズに手続きを進めることが可能です。

法律や規制に精通している

一般貨物自動車運送事業は、運送業界特有の法律や規制が多く関わってきます。
例えば、車庫の新設を行うとすると、「農地法」「都市計画法」「車両制限令」などの関係法令を把握する必要があります。

これらの要件を知らずに申請を行うと、許可が下りないリスクが高まります。

専門家はこれらの法律や規制に詳しく、どの部分に注意すべきかを的確にアドバイスを行うことが可能です。
また、申請書類の記載方法や書類の作成ポイントについてもアドバイスを受けられるため、不備が発生するリスクを大幅に減らせます。

トラブルや不備への迅速な対応

万が一、申請過程で何かトラブルが発生した場合でも、専門家であれば迅速に対応できます。
追加書類が必要になった場合や、運輸支局からの問い合わせがあった場合にも、スムーズに対処できるため、手続きの遅れを最小限に抑えることができます。

専門家に依頼することでコストとリスクを最小限に抑える

一見すると、許認可申請を専門家に依頼することは追加コストのように感じられるかもしれません。
しかし、実際には許認可に依頼することでトータルのコストを抑えることができ、リスクも最小限に抑えることが可能です。

時間の節約と機会コストの削減

個人で許認可申請を行う場合、調査や書類作成、提出手続きに多くの時間がかかります。
その間、本来ならば運送事業の準備や経営のための他の重要な業務に集中できるはずの時間を取られてしまいます。

専門家に依頼することで、これらの手間を大幅に軽減し、時間の節約が可能です。

さらに、許認可申請が遅れると事業の開始も遅れるため、機会損失が発生します。
例えば、すでに顧客との契約が進んでいた場合、許可の遅れによってビジネスチャンスを逃すことになります。
こうしたリスクを避けるためにも、専門家に任せることは賢明な選択です。

失敗による再申請のリスクを回避

申請に不備がある場合、再申請が必要になります。
再申請には時間と追加の費用がかかり、結果として初期の計画以上のコストが発生する可能性があります。

専門家に依頼することで、最初から正確な申請が行われ、不備による再申請のリスクを大幅に減らせます。
専門家が申請の書類作成を行うことで、申請内容が基準を満たしているかどうかを確認できるため、初回での許認可取得の可能性が高まります。

総合的なコスト削減

許認可申請における専門家への依頼費用は、初期投資として考えることができます。
再申請のリスク回避や機会損失の防止、そして時間の節約を考慮すれば、結果的にコスト削減につながるのです。

また、プロのアドバイスに基づいて適切な事業計画や運行管理体制を整えることで、長期的な事業運営の安定化にも寄与します。

まとめ

一般貨物自動車運送事業の許認可申請は、多くの手続きと厳しい要件を満たす必要があるため、個人で行うと非常に時間と労力がかかります。

プロに依頼することで、手続きの煩雑さを解消し、法律や規制に精通した専門家のサポートを受けながらスムーズに許可を取得できます。

また、失敗による再申請や機会損失のリスクを回避し、最終的にはトータルコストの削減にもつながるため、専門家への依頼は非常に有効な選択肢です。

許可申請を円滑に進め、運送事業をスムーズにスタートさせるためにも、経験豊富な専門家の力を借りることを強くお勧めします。

一般貨物自動車運送事業の許認可申請代行のお問い合わせ

勝浦行政書士事務所では、一般貨物自動車運送事業の許認可申請代行を行なっております。
運行車の車両数の変更・車庫の拡大・車庫の移転・営業所の移転など、事業計画変更認可申請が必要なケースは多々あります。

「日常業務が忙しく、必要書類の手配ができない」「手続きが難しく何をして良いかわからない」といった事業者様は、ぜひ当事務所までご相談ください。

大阪府内であれば出張料金無料です。
当事務所代表行政書士は運送事業の経験者です。
運送業の許認可申請代行は、当事務所にお任せください

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