司法書士や社会保険労務士、行政書士などの”士業”として開業しようとされている方で、『自分の事務所のホームページは作った方が良いのか?』と悩んでいる方は居られないでしょうか。
現代では、「企業」「学校」「店舗」「商品」「情報」など、インターネット上にはあらゆる情報があります。
スマートフォンの普及とともに、外出していたとしても調べたい情報をすぐに取得できる時代となりました。
「旅行に行く時、旅行先の観光名所」「友達と外食する時に近くにある飲食店の情報」「就職する時に就職先の企業情報」をあなたなら何で調べるでしょうか?ほとんどの方がWEBサイトで調べるのではないでしょうか。
では、士業が関わるような専門分野や法律のことで困ったことがあった時はどうでしょうか。法律に関するような専門分野ほど専門家に聞きたいと思うのではないでしょうか。
WEBサイトを運営する側にも目的が色々ありますが、この記事では士業においてもホームページを持つことが重要な理由を解説します。
この記事を読んでほしい人
ホームページを作った方が良いか悩まれている方
ホームページを持つ目的
ホームページを持つ目的は色々と存在します。
店舗事業であれば集客や周知が目的、企業であれば採用や人材確保を目的としているなど色々とあるかと思います。
では士業がホームページを運用する目的はなんでしょうか。
士業でホームページを持つ目的を3つご紹介します。
ブランディングができる
ブランディングと聞きくと、『高級なものとイメージさせる』と感じるかもしれませんが、そうではありません。
ブランディングとは、他社・他事務所とは違う「独自の価値」を作るものです。競合他社との差別化とも言えます。
”士業”のブランディングについて考えてみましょう。
一般の方は、弁護士と司法書士、行政書士の業務内容の正確な違いは分かりません。困ったことがあった時に、どの専門家に相談すれば良いかもわからないものです。
ブランディングの目的は、サービスのイメージを構築して思い浮かべてもらい、そして選ばれることです。
事務所によっては、アットホームな雰囲気のブランディングを行いたい、誠実さを主張したいなど、他事務所との違いをアピールしたいと考えていると思います。
ホームページを運営する目的の一つは「知ってもらうこと」、つまりブランディングです。
ホームページ上で、代表者の理念や他事務所との違いがアピールでき、一般の方に認知してもらえればブランディングは成功といっても過言ではありません。
専門分野をアピールできる
士業にとって、専門分野をアピールできるかどうかは非常に重要なものです。
例えば、『不動産の登記』で悩んでいる方がいたとします。その方はダイレクトで「司法書士」などのキーワードでは検索しません。「不動産登記」というキーワードで検索します。
そして、『不動産登記を行なっているのは司法書士なんだな』ということが分かり、そこから事務所を探していくということになるかと思います。
ホームページを運用しても、検索に引っ掛からなければ意味がありません。
専門分野の記事が多くなってくると、検索に引っかかる頻度は高くなるはずです。
逆に言えば、専門分野をアピールできないと「誰のどういった悩みを解決できる専門家なのか」ということが、困っている方に伝わらないということです。
分かりやすい情報を訴求できる
一般論として、司法・会計・不動産・建築など法律に関わる問題事が起こった時に、法律の条文を確認する人はいないかと思います。
その分野に詳しい知人がいなければ、「法律の専門家がわかりやすく解説してくれているコンテンツ」を探すのではないでしょうか。
ホームページでは「写真」「イラスト」「文字」だけでなく、「動画」や「音声」を用いて情報を届けることができます。
広告などの媒体と違い、情報発信する時間や量に制限はないため、発信したい情報をどれだけ発信できるのかが重要になります。
「誰のどういった悩みを解決することができるのか」をわかりやすく訴求できることも、ホームページを運用するメリットの一つと言えます。
まとめ
この記事では、士業でもホームページを持った方が良い理由について解説してきましが、いかがでしたでしょうか。
私は行政書士事務所を運営しながらWEBデザイナーとしても活動しています。
士業の方でホームページに力を入れている方は少なく感じます。
士業は専門分野です。一般の方は司法書士と行政書士の違いはご存知ありません。
そういった専門分野だからこそ、分かりやすい情報発信が必要なのではないでしょうか。