近年では士業事務所の集客は難しくなっていると言われています。
なぜなら士業を仕事としている人が年々増えているからです。
例えば、弁護士の人数を見ても、2013年には「33,624人」であったものが2023年には「44,916人」と1万人以上増えています(参考:日弁連HP弁護士人口)
そのような中で、士業事務所にとってホームページは、集客やブランディングの重要なツールです。
しかし、「ホームページを作ったのに問い合わせが増えない」「アクセスはあるのに成約につながらない」と悩む士業の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、士業がホームページ集客で失敗しないための理想的なページ構成について詳しく解説します。
必須ページの構成
士業のホームページには、以下のページが必要不可欠です。
それぞれの役割を理解し、適切に設計することが集客成功の鍵となります。
- トップページ
- 業務内容ページ
- 料金ページ
- 事務所案内ページ
- お問い合わせページ
トップページ
役割: 訪問者が最初に目にするページで、事務所の第一印象を決定づけます。
- 事務所の強みや専門分野を明確に伝えるキャッチコピー
- 依頼者が抱える課題に共感し、解決できることをアピール
- 主要なページ(業務内容、料金、問い合わせ)への分かりやすい導線
トップページはホームページの顔となるものです。
サイトを訪れた方が一目見て、「サイトが何を伝えたいのか」を理解できることが理想です。
多種多様なWEBサイトがある今の時代、ファーストビューでの離脱率が40%から70%と非常に高い水準になっています。
士業事務所のホームページでも事務所の特徴をアピールするトップページにすることが重要です。
業務内容ページ
役割: 提供するサービスを詳しく説明し、依頼者に安心感を与える。
- 具体的な業務内容をわかりやすく説明
- 依頼者のどんな悩みを解決できるのかを明確に
- 実際の相談事例や解決策を掲載すると信頼度アップ
- サービスごとに個別ページを作るとSEO効果も向上
一般の方は、「どの士業がどのような業務を行えるか」ということを把握はしていません。
当事務所にも、「相続放棄の手続きをお願いしたい」や「相続税の計算をしてほしい」といった内容のご相談があります。
「相続放棄」は弁護士や司法書士の業務であり、「相続税の計算」は税理士の業務です。
「誰に何の相談をすれば良いか」というのは分からないものです。
具体的な業務内容をわかりやすく掲載することにより、この事務所では『こういった悩みを解決してくれる』ということをアピールすることができます。
料金ページ
役割: 費用面での不安を解消し、問い合わせにつなげる。
ポイント
- 料金の目安を明記(「要相談」のみではなく、大まかな価格帯を提示)
- 「この内容ならこの価格」という明確な料金体系を示す
- 追加料金の有無や無料相談の有無を記載
士業事務所に依頼する方にとって、『料金がいくらかかるのか?』ということは不安の一つです。
業務の内容や難易度はケースによって大きく異なることもあり、料金は”要相談”や”見積もりで”といった内容を記載している事務所もありますが、おおまかな目安の価格を明記することで依頼者の不安を解消することにつながります。
事務所案内ページ
役割: 事務所の信頼性や専門性をアピールする。
ポイント
- 代表者の顔写真を掲載し、親近感を持たせる
- 経歴や資格、実績をわかりやすく伝える
- 事務所の所在地やアクセス方法を明記
- Googleマップを埋め込むと訪問しやすくなる
士業は専門性が求められる職業のため、依頼者は「本当に信頼できる事務所か?」を重視します。
事務所案内ページに所在地、代表者情報、理念などを掲載することで、安心感を与えることができます。
初めて士業に相談する人は、「どんな事務所なのか」「どんな人が対応してくれるのか」といった不安を抱えています。代表者の写真、経歴を掲載することで、安心して問い合わせしやすくなります。
お問い合わせページ
役割: 見込み客からの相談をスムーズに受け付ける。
- シンプルで入力しやすい問い合わせフォーム
- 電話番号の明記
- 返信までの目安時間を記載し、不安を減らす
- 「よくある質問」を併設し、問い合わせのハードルを下げる
お問い合わせページを設けていない士業ホームページは無いでしょう。
「返信までの目安時間」や「よくある質問」を設けることによって、お問い合わせを行う心理的ハードルを下げることができます。
集客を強化する追加ページ

異本的なページに加えて、次のようなページを設けると集客力が向上します。
ブログ・コラムページ
役割: SEO対策と信頼性向上を目的とする。
- 士業に関する専門的な情報を提供(例:「遺言書作成のポイント」「会社設立の流れ」)
- 定期的に更新し、検索エンジンでの評価を上げる
- 依頼者の不安を解消できる
士業ホームページを訪れる人は、何かしらの”お悩み”を抱えてる人です。
しかし、問題を解決したい人は、検索窓に「司法書士」や「弁護士」などの士業名を入力して検索しません。
例えば、「相続税の対策方法」など、自分の悩みの解決方法を検索するでしょう。
そこで、〇〇税理士事務所の記事が検索にヒットし、記事を読むことによって、『〇〇税理士事務所相続税対策をお願いしよう』となる可能性がでてくるわけです。
顧客の悩みを解決するためのコンテンツを掲載することによるメリットは、SEO対策だけでありません。
記事を読んだ方に、「この事務所なら信頼できそう」と印象を与え、問い合わせ時点である程度の信頼感を持っていただけることにつながるのです。
FAQ(よくある質問)ページ
役割: 依頼前の不安や疑問を解消し、問い合わせ率を高める。
- 依頼者の不安を解消し、問い合わせのハードルを下げる
- 問い合わせの手間を減らし、成約率向上につなげる
- 依頼前のミスマッチを防げる
FAQページを設けることで、依頼者の不安を解消し、問い合わせを増やしつつ、事務所の負担を減らすことができます。
結果として、成約率の向上や業務効率化にもつながるため、士業事務所のホームページにとって非常に有益なページといえます。
まとめ
事務所の専門性をアピールし、ホームページ集客を成功させるには、”適切なページ構成”が必要不可欠です。
基本となる「トップページ」「業務案内」「料金」「事務所案内」「お問い合わせ」ページに加え、自事務所の特徴を活かしたページの追加も必要となります。
ホームページは作成するだけでなく、定期的な更新と改善が重要です。
訪問者の視点に立ち、訪問者にとって、問題が解決しやすいページ構成を心がけましょう。