士業ホームページのアクセス解析の基本を解説

士業HPのアクセス解析基礎知識

士業事務所のホームページを開設したあと、多くの方が「問い合わせがなかなか増えない」と悩みます。

その原因を探り、改善につなげるために欠かせないのが「アクセス解析」です。アクセス解析を活用すれば、ホームページのどこに問題があるのか、どんな施策が効果的なのかを数字で把握できます。

今回は、士業ホームページにおけるアクセス解析の基本をわかりやすく解説します。

目次

アクセス解析とは

アクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーの行動を記録・分析することです。「どこから来たのか」「どのページを見たのか」「どのくらい滞在したのか」といった情報を集めることで、サイト改善のヒントを得られます。

士業の場合、依頼につながるお問い合わせや相談予約を増やすことが最終的な目的。
そのためには、ただアクセス数を見るだけでなく「問い合わせに結びつく行動」を分析することが重要です。

代表的なアクセス解析ツール

Googleアナリティクス(GA4)

世界で最も使われているアクセス解析ツールです。
士業ホームページでも導入は必須と言えるかと思います。Googleアナリティクスでは、「どんな人が」「どこから来て」「どんな行動をとったか」が分かります。

有料版と無料版がありますが、無料版でも十分な機能を使うことが可能です。

Googleサーチコンソール

検索エンジン経由でのアクセス状況を分析できるツールです。
どんなキーワードで検索されているのか、検索結果での表示回数やクリック率などがわかります。

SEO対策には欠かせません。

士業HPでチェックすべき主要な指標

ユーザー数・セッション数

セッション数とは、ユーザーがウェブサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動をまとめたもので、サイトへの訪問回数を指します。 簡単にいうと、「サイトを訪れた人の数」です。

どのくらいの人が訪れているかを把握し、月ごとの増減を見れば、集客施策の効果を測れます。

滞在時間・直帰率

直帰率とは、ユーザーがウェブサイトにアクセスし、最初の1ページしか閲覧せずに離脱したセッションの割合を指します。
また、サイトを訪れて10秒以上滞在しなかったセッションの割合も直帰率に反映します。

ページを開いてすぐ離脱してしまうなら、内容が期待に沿っていない可能性があります。
文章の見直しやデザイン改善が必要です。

流入経路

検索エンジン、SNS、広告など、どこから訪問されているのかを確認します。
流入経路は、Googleアナリティクスの「見込み顧客の発掘」から確認することができます。

コンバージョン数

問い合わせフォーム送信や電話クリックなど、実際の「成果」を計測。
アクセス数が多くてもコンバージョンが少なければ改善が必要です。

コンバージョン数を計測するには、個別にコンバージョン計測の設定(目標設定)が必要となります。

アクセス解析を改善につなげるステップ

STEP
現状を把握する

アクセス数・問い合わせ数の現状を確認

STEP
課題を特定する

直帰率が高い、特定ページの滞在時間が短いなど

STEP
改善策を実行する

文章の見直し、問い合わせボタンを目立たせる、SEO強化など

STEP
効果を検証する

改善前後の数値を比較し、成果が出たかを確認

これらの検証は、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールで行うことが可能です。
他にも解析ツールはありますが、とりあえずこの2つのツールを導入すれば、自事務所のサイト解析を行うことができます。

まとめ

士業ホームページは、ただ作るだけでは集客につながりません。
事務所のサイトにどういった経緯でユーザーが訪問してくれているか確認することが必要です。

そのためには、アクセス解析を通じてユーザーの行動を数値化する必要があり、そういて改善を繰り返すことで初めて成果が出ます。

特にGoogleアナリティクスやサーチコンソールを導入し、ユーザー数・流入経路・コンバージョンを定期的にチェックすることが大切です。

ホームページは、公開して終わりではなく改善し続けるもの、アクセス解析を習慣化して、依頼につながるサイト運営を実現しましょう。

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