士業として独立・開業すると、多くの方がホームページを持つようになります。
しかし、せっかく作ったホームページも「放置」状態になっていませんか?
もし「問い合わせが少ない」「アクセスが伸びない」と感じているなら、記事投稿による情報発信が不足しているのかもしれません。
この記事では、士業ホームページにおける記事投稿の必要性や、集客につなげるための考え方・始め方について解説します。
なぜ士業ホームページに記事投稿が必要なのか
ホームページは、いわば「インターネット上の営業所」です。
しかし、単に事務所案内やサービス内容を掲載しているだけでは、検索エンジンで見つけてもらうことも難しく、信頼性も十分に伝わりません。
そこで重要になるのが「記事投稿=ブログの更新」です。
定期的に記事を投稿することで、以下のような効果が期待できます。
- 検索エンジン対策(SEO)に有利になる
- 士業としての専門性や実績をアピールできる
- 見込み客の悩みに寄り添うことで信頼感を醸成できる
- サイトの鮮度が保たれ、安心感を与える
特に士業の業務は専門性が高く、記事として価値が出やすいため、記事投稿は非常に効果的な集客手段です。
記事投稿が集客につながる5つの理由
① SEO対策として有効だから
Googleなどの検索エンジンは、「ユーザーに有益な情報があるサイト」を評価します。
キーワードを意識した記事を定期的に投稿すれば、検索順位が上がり、自然検索からのアクセスが増える可能性が高まります。
② 士業としての信頼感を高められるから
専門的な情報をわかりやすく発信することで、訪問者に「この人は信頼できそう」「この事務所に相談してみよう」と思わせることができます。
③ ターゲットに応じた悩みに対応できるから
例えば、「建設業許可を取りたい大阪の個人事業主」や「離婚協議書を作成したい女性」など、具体的なニーズに対応した記事を投稿すれば、その人たちに届く可能性が高まります。
④ ホームページの更新性が見えるから
最終更新日が何年も前だと、ユーザーは「この事務所やってるのかな?」と不安になります。
ブログ投稿は、活動している証になります。
⑤ 他事務所との差別化ができるから
記事を通じて、士業としての人柄・考え方・得意分野を伝えることができます。
それが他の士業との違いをつくり、選ばれる理由につながります。
記事投稿の方法

ここでは、多くのサイトで使われているWordPressテーマ「Lightning(ライトニング)」を使って、記事を投稿する方法をわかりやすく解説します。
記事投稿の流れは以下のようになります。
WordPressの管理画面にログイン

ワードプレスの設定を行った時の「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
デフォルトでは文字認証は設定されていません。
プラグインの「SiteGuard WP Plugin」を入れると、このログイン画面になります。
セキュリティ上、必ず入れた方が良いプラグインですので、ログイン画面に文字認証がない方は、SiteGuard WP Pluginをインストールして有効化しましょう。
SiteGuard WP Pluginを有効化するとログイン時のURLが変更されますので、ログイン方法をよく確認した上でプラグインを有効化するようにしてください。
記事一覧の”投稿を追加”をクリック

「投稿」から「投稿を追加」をクリックします。
タイトルを入力

「投稿を追加」をクリックすると「タイトルを入力する」画面に切り替わるので、そこでタイトルを入力します。
本文を入力

タイトルを入力した後は、いよいよ本文を入力していきます。
「/」を押すか、「+」を押すと、入力するブロックを選択できるようになります。
「段落」ブロックを選べば、文章が入力できるようになります
画像を入れたい場合

「ブロックを追加」をして、表示に「画像」がなければ、検索窓に「画像」と入力して検索するか、すべて表示をクリックして、「画像」を探します。

ブッロク選択画面で「画像」を選択すると、「アップロード」「メディアライブラリ」「URLから挿入」の選択画面が表示されます。
ワードプレスでは、一度使用した画像は「メディアライブラリ」に保存されます。一度使用した画像を再度使いたい場合は「メディアライブラリ」、一度も使用してない新しい画像を使いたい場合は「アップロード」を選択します。
スラッグはローマ字入力で

スラッグとは、ウェブサイトのURLの末尾に表示される、ページの内容を表す文字列のことです。
例えばこの記事で言うと、「article-submission」の部分がスラッグ部分です。
この記事のURLを見ると、「https://katsura-gyoseishoshi.com/article-submission/」となっているかと思います。
「article-submission」とは日本語でいうと「記事の投稿」と言う意味ですが、スラッグを日本語を使うと、日本語部分が文字化けする可能性があるため、ローマ字や英語を使うのが一般的です。
URLが長くなるとSEO的にも不利になると言われているので、『スラッグは英語ベースで、時にはローマ字も使う』などと、自分のルールを作って運用するようにしましょう。
公開をクリック

『タイトルも付けた、本文も書いた、スラッグも英語表記に変更した』となれば、いよいよ誰でも書いた記事を見ることのできるように公開します。
一度公開しても、ステータスを「下書き」に変更すると、公開から下書きに変更することが可能です。
記事の書き方にルールはありません。
しかし、ある程度の工夫がないと、見ている人に不快感を与えてしまいます。
文字だらけの記事は見るのがしんどいですし、きちんと改行されていないと見づらくて仕方ありません。
タイトルと本文は必ず必要ですが、記事を見やすくするためには、最低でも、以下のブロックも使用しましょう。
士業ホームページでは、どんな内容を投稿すればよいのか?
初めは「何を書けばいいかわからない」「記事を書くことなんて何もない」と思うかもしれません。
しかし、あなたが日々対応している業務の中に、記事のネタはたくさんあります。
おすすめの投稿テーマ
カテゴリ | 具体例 |
---|---|
業務解説 | 「建設業許可の要件とは?」「遺言書の種類と効力」 |
手続きフロー | 「在留資格変更の流れと必要書類」 |
よくある質問 | 「会社設立後に税務署へ出す届出とは?」 |
成功事例 | 「○○業の許可取得をスムーズに進めた事例」 |
法改正情報 | 「食品衛生法の改正ポイントを解説」 |
コラム的内容 | 「行政書士が考える『書類の伝え方』」 |
士業の業務は専門知識を要することが多いため、まずは一般の方が抱えるお困りごとや悩みを解決する内容の記事から始めてみてはいかがでしょうか。
キーワード選定も意識しよう
SEOを意識するなら、「地域名+業務名」「業務名+手続き」などで検索されるキーワードを意識して記事タイトルや本文に入れましょう。
まとめ
士業ホームページにおける記事投稿は、単なる情報発信ではなく、見込み客との信頼構築・差別化・SEO対策を同時に実現する強力なツールです。
「何を書けばよいかわからない」「忙しくて更新できない」と感じるかもしれませんが、小さな一歩を積み重ねることが集客と信頼につながります。
まずは、自分の得意業務や最近対応した相談内容をもとに、1記事書いてみましょう。
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